脳卒中
脳卒中
こんなときはすぐに受診!脳卒中
脳卒中は突然、発作が起こる場合が多いですが、危険因子や発症の原因となる、なんらかの「前ぶれ」が起こるものです。次のような「前ぶれ」があった時は、迷わず受診してください。
自己診断
頭痛・吐き気
急に生じた頭痛で、特に普段経験したことのない強い痛みは要注意です。頭痛が強い場合、頭痛に伴って吐き気(嘔気・嘔吐)を伴うことが多いです。
めまい
急に生じためまいでは脳卒中が原因である可能性があります。手足のしびれや脱力、物が二重に見えるなどの症状を伴っている場合は、めまいの症状が軽微でも要注意です。
耳鳴り
脈拍と同じリズムで、「ザクザク」あるいは「ザーザー」といった大きな耳鳴りが生じた場合は、動静脈瘻という病気が原因ですので、注意が必要です。
物が二つに見える
片目ではしっかり見えるが、両目で見ると、物が二つに見えることが急に生じた場合、眼科的な病気よりは、脳卒中など脳に原因がある場合が多いようです。
物が見えにくい
視野(視界)の半分が急に見えにくくなる視野障害や、急に片側の目が真っ暗になり見えなくなる黒内障の場合には、脳卒中が原因である場合があります。
周囲の判断
身近な人の様子がいつもと違う・・・。すぐに119番!
言葉
- 言葉が急に話せなくなった
- 呂律がまわらない
- 会話が意味不明
顔面
- 顔面の片方が動かせない
- 口の片方の側しかあがらない
腕
- 片方の腕があがらない
- あげてもすぐにさがってしまう
物忘れ
- 急に物忘れがひどくなった
- 最近(数時間以内)のことを急に覚えられなくなった
疑わしい症状が出たら早めに脳神経外科を受診しましょう。
前ぶれの症状も、一過性で消えてしまうことがありますが、「症状が良くなったから大丈夫」と安心できるものではありません。身近な人を助けるためにもあなたの素早い判断が大切です!